
瀕尿や尿漏れ等に効果があるとされているノコギリヤシとグランベリーですが、双方がどういったものかや、どのように違うのかを説明できる人は少ないものです。
そこで、今回はこのノコギリヤシとグランベリーの2つについて簡単に説明した後、その違いを紹介します。
まず、ノコギリヤシについてですが、正式名称ノコギリパルメット、別名ソウパルメットと呼ばれるノコギリパルメット属に属するヤシ科の一種です。
ノコギリヤシの特徴は米国南西部の砂浜に生息する固有種で、高さが2~4m程と一般的な樹木と比べて小さく、他のヤシ科の植物と違い、幹が直立することが無く、いくつかの個体が集まって生息してることが特徴です。
そんなノコギリヤシの効果、効能は利尿作用以外には前立腺肥大症や抜け毛の予防、男性ホルモンの活性化に対してハーブとして高い薬効があります。
次に、クランベリーについてですが、ツツジ科スノキ属の植物で、ツルコケモモと呼ばれる同科同属の亜種です。
主に北半球の寒帯の酸性の沼地に生えており、その果実には安息香酸と呼ばれる清涼飲料等の保存剤として使われている成分が含まれている事が特徴です。
また、ブルーベリーやコンクードクレープと並んで北米三大フルーツの一つでもあります。
効果、効能としては女性に起こりやすい尿路感染症を予防することが出来ます。
ただし、摂り過ぎると逆に悪化してしまうので注意が必要です。
最後に、このノコギリヤシとグランベリーの2つの違いについてですが、前述からわかる通り、最も大きな違いは性別によって、使用用途が違うことです。
具体的に説明すると、ノコギリヤシは前述の男性ホルモンの活性化からわかる通り、主に男性に作用します。
一方で、クランベリーは欧米でポピュラーな使用法とされる程に男性よりも女性に効果があります。
ですから、もし、女性で尿トラブルに悩まされている方はノコギリヤシではなく、クランベリーの摂取をおすすめします。