
男性特有の排尿トラブルに「前立腺肥大症」があります。
40代~50歳代にかけて発症する病気と言われ、尿道が細くなることによって尿が出なくなったり、出にくくなる障害です。
この疾患にかかる原因の多くは男性ホルモンの異常であると言われていますが、前もって肥大症にかからないよう予防するのに良いものとして「ノコギリヤシ」が挙げられます。
ノコギリヤシは北米に自生している天然のヤシで、実からとれるエキスはノコギリヤシエキスとして古くから薬にされてきました。
日本では薬というよりも健康食品としてのイメージが強いですが、欧米では医薬品として用いられ、利尿作用や滋養強壮作用が注目されています。
まだ日本でノコギリヤシが有名になる前から、欧米ではサプリメントなどが使用されていました。
今日本で手に入るサプリメントのなかにも、アメリカ製のものがありますが、1粒で550mgものノコギリヤシエキスが配合されている製品があります。
日本の厚生労働省が発表した一日の必要摂取量は320mgとされていますから、それを踏まえるとアメリカ製のサプリメントはその200mg以上ものノコギリヤシエキスが補えることになります。
育毛や発毛に関心の高い方なら、海外産の製品の方が魅力的に感じると思います。
しかし、たくさん飲んだからその分早く効果が出るかというとそうではありません。
もちろん320mg程度では効かない方もいるようですが、外国産のサプリメントは日本人向けに安全を保障していないことに注意が必要です。
国産のサプリメントがなぜ安心かというと、品質はもとより日本人の体に合うよう製造されているということです。
そのような意味で、外国産と日本産のサプリメントには大きな違いがあります。
製造国がアメリカならば、そのサプリメントはアメリカ人の体格や体質に合わせています。
そのため、我々日本人がアメリカ製のサプリメントを口にすると、過剰摂取となる可能性があるので注意が必要です。